独学大全

選んだ学習タイマーはこれ、『独学大全』の2ミニッツ・スターターを実行する

レビュー
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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あれこれ吟味して選んだ学習タイマー

 独学のモチベーションの保ち方、時間の管理などのテクニックが書かれた『独学大全』。勉強や作業を始める重い腰を上げるための技法として、2ミニッツ・スターターなるスキルを紹介しています[1]

 物事に着手せず先延ばしすると、遅れを挽回する恐怖・不安でが増幅し、目標達成を遠のかせてしまいます。

 著者は「ちょっとだけでもやる/すぐやる」スモールステップ(小さな目標の積み重ね)を重要視します。そこで提案するのが2ミニッツ・スターターというスキル。

 やり方はとてもシンプルです。

① タイマーを2分にセット
② タイマーをスタートさせ、すかさず作業を開始する
③ タイマーが鳴ったと同時に途中でも作業をストップする

 タイマーはどれがいいのでしょうか。私は専用のタイマーを使っています。スマホアプリや腕時計などは操作が面倒ですし、キッチンタイマーでは消音機能がないかもしれません。

 私が使っているタイマーは消音機能、大きなスタートボタンがある学習タイマー(メーカーはdretec)です。

学習タイマー選びで感じた重要ポイント

 学習タイマー選びのポイントは10分ボタンの有無です。2分だけなら、どれを選んでも問題ないでしょう。20分や50分で使いたい場合には、分ボタンを20回も50回も押さなくてはなりません。先の機種では「10分」だけでなく「5分」ボタンもあり、設定が楽です(ボタンは「10分」「5分」「1分」「10秒」の4つ)。

 注文品が届いて手に取ると、思いのほか小さく、シンプルで丸みのあるかわいらしいデザインに驚きました。時計機能も備えています。消音機能オンの場合は、ボタンが青く点滅するので、消音モードでも気づけます。

 この記事を書いているときも、学習タイマーを利用しています。開始と終わりの合図でメリハリがつきます。記事が書き終わりましたら、次は資格勉強を始めます。プライベートだけでなく、仕事で使ってもメリハリをつけたデスクワークができそう。

 小さくてかわいらしいタイマーです。図書館や喫茶店で勉強や作業をするときにも持ってゆきたくなります。

追記(2022年12月13日 火曜日)

上記で紹介した学習タイマーは3つに増え、さらに同社のT-601も購入しようとしているところです。しめて、4つの学習タイマーを所有するに至っています。

T-601


【脚注】

  1. 独学大全』kindle版 位置No.1168
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