美術展めぐり

ココマッツ(増田智己)さん 繊細な作家自身が作品では破壊のアート

美術/創作随想
Kunihiko Kimura

30代から美術制作を描き始めました。第35回、第34回 現代童画展入選。第20回 日本の自然を描く展 自由部門入選

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(写真:kaitekina.info) 

 28日、アクリル画など手がけるアーティストのココマッツ(増田智己、cocomats。)さんが参加するグループ展「日韓若手作家交流展」を見に行きました。KEUMSAN GALLERY(中央区東日本橋)で開催されています。

 ココマッツさんは、現在は具象画に取り組んでいますが、同時に抽象にも親しみを持っているそうです。彼女の流れるマティエールからは、抽象への思いが感じられるかもしれません。

 彼女自身は非常に繊細な方ですが、作品の中では大胆な破壊行為を行っていることが興味深いと思います。その不思議さと面白さに引き込まれます。方向性で揺れ動く、模索の時期かもしれません。現在の姿自体がドラマです。

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(写真:kaitekina.info)

 作品の説明を聞いた後、画家の片庭珠実さんと一緒に、現代アート系のギャラリーとレバノン料理を得意とする素晴らしいカフェに移動。なぜ美味しい食べ物が幸せな気持ちにさせるのか、不思議に思います。

 散策した馬喰町周辺は「日本の下町」という印象がありましたが、現代美術のギャラリーが点在し、美味しいエスニック料理まであることが分かり、時代の最先端をゆく街だと感じました。その意外性が面白かったです。

日韓若手作家交流展
2009年1月7日(水)〜1月30日(金)
11:00〜19:00
KEUMSAN GALLERY TOKYO

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