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資格学校サイトから購入のPDF、イルカの暗記シートでレイアウト崩れの件

学びと読書
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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 画像やPDFで特定の文字を隠せるアプリ「イルカの暗記シート」。相性の悪いPDFでは、正常に表示されないことがある。解決法を探ってみた。

 イルカの暗記シートは効率的な勉強を助けるアプリだ。PDFや写真で取り込んだ教材に対し、赤シート機能、自由な書き込み機能を使える。私はiPadで資格の勉強をする際に活用している。

 ところが、思わぬ問題が発生した。ある資格学校サイトから購入したPDF教材とは相性が悪いのだ。正常にページが表示されない。

 ページが途中で切れてしまう。左側には本来見えないはず「トンボ」(裁断時の位置を示すマーク。トリムマークともいう)も見える。

イルカの暗記シートで、本来見えないはずのトリムマークが

 問題解決に向けて試みた一つを書いてみよう。Adobe Acrobat Proで、PDFのすべてのページを画像で書き出し、再びPDFとして結合する方法だ。

 Macの場合での画面遷移はこうだ。Adobe Acrobat Proのツールバーからファイル書き出し形式画像と進み、好みの画像形式で書き出す。今回は高品質のTIFFで書き出した。

 次にツールバーから表示ツールファイルを結合に進み、書き出した画像を一つのPDFに結合する。開いている画面ファイルをまるごとドラッグアンドドロップし、ページの順番が正しく並んでいるかを確認。結合のボタンを押す。

Adobe Acrobat Proで、表示→ツール→ファイルを結合、に進む

 結合したデータ名は「バインダー」となっているため、適切なファイル名に変えて保存する。ファイルのサイズが大きいと感じたときには「適性化されたPDF」「ファイルサイズを縮小」などで縮小するとよいだろう。今回は73.4MBで、このまま使うことにした。

 画像を結合して作ったPDF書類には目次がない。必要な場合には、しおりを追加して作成することになる。購入時のPDFからコピペすると楽だろう。

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