【スパムメール】iCloud ストレージの使用容量がもう少しで上限に達します

技術
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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偽サイトであることを警告するGoogleChrome

偽サイトであることを警告するGoogleChrome

うかつでした。スパムメール(迷惑メール)に、偽サイトへ誘導されかけました。「Apple Support」のなりすましから「iCloud ストレージの使用容量がもう少しで上限に達します」というメールが届いたのです。

最初に、大切なことを書いておきます。Appleが送信した本物か、偽メールかを見分ける方法です。差出人のメールアドレスをチェックしましょう。Appleが使うメールアドレスは、必ずapple.comのドメインになっています

実際に届いたスパムメールを見てみましょう。冷静によく読みますと、おかしな箇所にいくつか気づきます。

そもそも、ストレージの容量不足でお知らせメールをAppleは送らない

そもそも、ストレージの容量不足でお知らせメールをAppleは送らない

  1. 送信者のドメインが「.business」。
  2. 本文の宛名が間違っている。
  3. 実際の契約プランと違う。
  4. iCloud チームという署名をAppleは使わない[1]
  5. そもそも、ストレージの容量不足でお知らせメールをAppleは送らない(iTunes Cardで決済している場合は、残高不足でお知らせメールが届くことはあります)[2]

メール下部の住所は、Appleが実際に使っている六本木です。見た目は、いかにもAppleからのメールです。Macユーザー歴約20年の私も、ついうっかりと、だまされてしまいました。

「50 GBへ月額¥130.00でアップグレード」のリンクから偽サイトへ飛ばされます。幸い、ブラウザー(Google Chrome)がまっ赤な画面で危険警告してくれました。

宛名の高瀬萌さんとは、いったい誰なのでしょう。文面のなかの「ご利用中のiCloudメールアドレス」として、リアルなメールアドレスも記されていました。スパマーの踏み台にされたのでしょうか?

くれぐれもスパムメールには、お気を付けくださいませ。まずは、差出人のメールアドレスを確認しましょう!

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【脚注】

  1. Apple Care Support にて確認済み。2017年7月19日
  2. 同上
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