シェアリングエコノミー

Uberの女性ドライバー ラスベガスで乗客たちから袋叩きにされる

レビュー
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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 Uberの女性ドライバーが乗客らに袋たたきにされる映像に驚かされます。この事件は、2020年6月20日にラスベガスで発生しました。被害に遭われたドライバーの尊厳を傷つける行為が二度と繰り返されないよう、厳正な対策を講じることが求められます。

 この事件を伝えるブログ記事によれば[1] 、襲われたのはUberドライバーのビクトリア・パートリッジさんです。女性客の7人は6人までしか乗れないバンに乗せるように要求。パートリッジさんは法令順守して拒否しましたが、納得してもらえません。仕方なく彼女は乗せることを承諾しました。

 目的地へ到着すると、パートリッジさんは袋叩きにされ、犯人たちは彼女の電話とチップの瓶も盗んで逃亡。容赦ない暴力は約30秒間も続き、パートリッジさんは死を覚悟したそうです。

 パートリッジさんは自宅に戻った後、警察に連絡を取り、Uberにも報告し、事件の写真やビデオをアップロードするよう要求。自分の医療費と法務費用を賄うため、GoFundMeページを開設しました。

 Uberは彼女をサポートすることを約束したそうです。広報担当者は、乗客が責任を取るべきだと見解を述べました。Uberが被害にあったドライバーをサポートすると宣言したことは、救いの一つです。この事件はシェアリングエコノミーに対する期待と安心を裏切る出来事であり、嘆かわしさを感じさせます。


【脚注】

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