時期によって、Appleの修理運用は微妙に違います。
そこで2016年における、AppleCare加入時のiPhoneでバッテリー交換のイメージを、AppleCareさんに取材してみました。
バッテリーの異常や消耗を判断する
AppleCare に加入中のiPhoneで、バッテリーに不具合があった場合、バッテリーの無償交換を受けられます。 以下、その流れを書いてみます。
iOS診断
iPhoneのバッテリーに異常を感じるとき、AppleCareへ電話をすると、診断テストで調べてもらえます。
電話番号は変わらず:0120-277-535
ユーザーは相談中にiPhoneを操作して、バッテリーなどのデータを、アドバイザーさんへ届けます。
診断結果が不合格ならバッテリー無償交換
届けられたデータから、アドバイザーさんはiPhoneの状態を診断します。結果が「不合格」となるのは、以下のケースです。
- バッテリーが購入時より80%未満の能力に消耗している場合
- 消耗以外の異常がみられる場合
iOS診断テストで分かること
診断できるのは、バッテリーの消耗や異常だけではありあせん。 インストールしているアプリ同士の相性が悪かったり、クラッシュしていても、バッテリーの消耗を激しくすることがあります。
- バックアップの有無
- Wi-Fiの異常
- Bluetoothの異常
- クラッシュしているソフトウェア(アプリ・iOSの両方)がないか
原因を取り除けば、修理をしなくても済む可能性があります。
バッテリー交換の流れ
バッテリーに消耗や異常があり、無償交換が決まったら、店頭への持込修理か宅配業者を使った預かり修理を行います。
エクスプレス交換サービスは、ユーザーの申し出がない限り、AppleCareさんは積極的に提案しないようです。
2016年の修理運用に感じた特徴と雑感
2016年の特徴は、バッテリー交換でエクスプレス交換サービスの積極的に提案しない運用に感じました。たしかに、バッテリー交換だけで済む修理を、iPhoneまるごと交換していたら、Appleさんも割に合わないのでしょう。
余談ですが、私が持っているiPhoneで一番古いのはiPhone 3GSです。手にして十年近くたちますが、いまだにバッテリーは元気です。案外、タフな作りですよね。現在、iPhone 3GSには鳩時計アプリがインストールされて、置き時計として第二の人生を送っております。