知的でガーリーな少女が男の野望とか絶望を可愛らしく歌う Cassie Willsonの魅力

レビュー
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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Story Of My Life - One Direction Acoustic Cover - YouTube 2013-11-27 11-40-26.png

 YouTubeで、楽曲の発表しているCassie Willsonさんがカッコいいと思う。もともとは男性アーティストが歌っていた楽曲を、知的でガーリーに健康的に歌っている。このミスマッチが、なんともいえずかっこ良く、大好きである。知的に見えるのは、メガネをかけているからなのかもしれない。知的でガーリーな美少女が、男の野望とか絶望を可愛らしく歌うところが、なんともいえず、ニクいのである。

 
■Cassie WillsonのBaba O’Riley
Cassie Willsonさんを知ったのは、Best Song Ever/Baba O’Riley MASHUP: One Direction/The Who Coverを偶然聴いたこと。

The Who Cover - YouTube 2013-11-27 12-03-58.png
Best Song Ever/Baba O’Riley MASHUP: One Direction/The Who Cover

 ちなみに、Baba O’Rileyのオリジナルは、こんな感じ。ピート・タウンゼントの当時としては画期的なシンセサイザーとキースムーンのドタバタしたドラミングが、圧倒的にカッコいいハードロックである。

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The Who – Baba O’riley

 オリジナルの楽曲やアーティストにリスペクトを払いつつ、彼女なりの解釈で歌っているのがカッコいい。しかも、オリジナルに匹敵する魅力をさりげなく放っている。
■Cassie WillsonのStory Of My Life
もともとはOne Directionが歌っている。「彼女を幸せにするのが俺の人生の仕事だ!」と要約できる内容だ。航路なき時代、世界中のうだつがあがらない男性諸君にとって(私もその一人だが!)、Story Of My Life しんそこ心に響く歌かも……?!

 切ない男心を、歌い上げる健康的なCassie Willsonには不思議なミスマッチがある。浄化されて、とても魅力的だ。
whosnext.pngWho’s Next (Remastered) – ザ・フー

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