映画

透明水彩で描かれたブレードランナー

レビュー
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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Blade Runner – The Aquarelle Edition – YouTube

 ”Blade Runner – The Aquarelle Edition” はYouTubeで見ることができるアートムービーです。SF映画の金字塔、「ブレードランナー」を透明水彩で再現した作品(This animation is painted by: Anders Ramsell / Edited by: MiQ Bohlin)。

 ブレードランナーといえば、哲学的な物語や映像美に加え、ヴァンゲリスの音楽だったり、若きハリソン・フォードの演技など、さまざまな魅力があります。

1万2597枚もの水彩画

 制作者の解説によれば、12,597枚もの水彩画(1.5×3cm)で構成されているとのことです。退廃した近未来世界は、水彩のおぼろげな風景ととてもマッチしていると思いました。
この手法では、たとえばa-haの「テイク・オン・ミー」(take on me)のビデオクリップなども彷彿しました。

 CGによる作画に見慣れてしまった私たちにとって、アナログ画材の魅力は、まさに再発見に相当するのかもしれません。とても良きアイデアと刺激を受けられそうです。

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